DIALOGUE

対談

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税理士という
仕事のやりがい

Tsuyoshi Kamidate

事業会社や税理士事務所での勤務を経て、2016年にアクレスト税理士事務所を開業。2023年に法人化し、経営者を幅広くサポートしながら人材育成にも力を入れている。

Hiroyuki Takaya

都内税理士法人にて11年間勤務し、零細企業から上場企業まで幅広い規模、業種を担当。2018年にアクレストに入社、前職での経験を活かしながら経営者に向き合う。

「税理士の仕事」には、電卓を片手にひたすら計算したり法律を調べたりする堅いイメージがあるかもしれません。もちろんそういった業務もありますが、税理士にはもうひとつ、大切な役割があります。今回、アクレスト代表の神立と社員税理士の高矢が「税理士という仕事のやりがい」について語りました。

AIにはできない、将来性のある仕事

Takaya

税理士の仕事は、AIの技術とともにいずれ“なくなる仕事”だと言われていましたよね。実際、税理士を目指す人も減っています。でも、実は市場規模が伸びていて、税理士や経理人材はどの業界でも不足しているのが現状です。

Kamidate

そうですね。単純な仕事は自動化されていきますが、私たちがやっている経営者の方々に真剣に向き合う仕事は、まだまだAIにはできないことだと感じます。あと、税理士資格を持っている人の平均年齢って60歳を超えていますよね。私ですら、まだまだ若手の範囲ですから。

Takaya

そう思うと、今活躍されている方々が引退される頃、税理士の需要はもっと高くなるでしょうね。一方で経営者の方々は若い世代が増えているので、そこに伴走する税理士も、まだまだ若い人材が活躍できる職業だと思います。

多様な業種の経営者に
出会えることが楽しい

Takaya

僕は高校卒業後に「家業を支えたい」と思い、税理士の勉強を始めました。当時のイメージは、とにかく法律や計算ばかりしている仕事。でも、実際に仕事を始めてみたら全然違いましたね。お客様とのコミュニケーションがとても大切で、相手に興味を持って話を聞くことが求められる仕事でした。

Kamidate

アクレストでは特に“聞く力”を重視していますね。もちろん法律や事例を調べることも、計算もしますが、最終的には目の前のお客様との対話のなかで提案していくスタイルです。

Takaya

たしかに。経営者の方々とお話しする機会があるのは、この仕事のおもしろいところだと思います。さまざまな業界の知識がつきますし、知らなかった世界が見られるのは楽しいです。こんなに幅広く経営者の方々と関われる仕事は、なかなかないのではないかな、と。

Kamidate

お客様の会社の規模も相談内容も、本当にそれぞれ違いますしね。毎回決まったパターンでは解決できないので、お客様の困りごとをまずは聞く。そうして初めて法律や数字を使ってご提案ができるんだと思います。

Takaya

そうですね。経営者の方々の先にはその会社で働く人がいるわけなので、やっぱり働いている人たちの生活があることも念頭においてサポートしています。人々の暮らしを良くすることにつながっていると考えると、この仕事はすごくやりがいがあると感じますね。

経営者の方々にとっての「頼れる存在」

Kamidate

経営者の方々は経営状況や数字も含めて、ざっくばらんに話せる相手が少ないんですよね。お金の話だけでなく、人事まわりの相談などもよくあります。そういうとき、しっかりと経営者の方々の相談に乗れた時は嬉しいですね。

Takaya

頼ってもらえるのはすごく嬉しいですよね。経営者の方々に寄り添っていく仕事だからこそ、信頼関係は大事にしたいなと思います。そうすると、おのずとお客様や業界のことを知らなければという気持ちになります。

Kamidate

高矢さんは、お客様の過去のデータを頭に叩き込んでいくのがとても得意ですよね。例えば、「去年の人件費はどうして上がったんだっけ」と話が出た時に、すぐに「誰々さんを採用していましたよね」と返事が返ってくる。お客様にも喜んでもらえていますね。

Takaya

アシスタントをしていた若手の頃、少しでもお客様に頼ってもらうにはどうすればいいかと考えて始めたことです。自分が担当する以前の数字も覚えていくことで「よく知ってるね!」と経営者の方に信頼していただけることが増えました。

Kamidate

そういった過去や現在の数字を把握した上で、経営者の方々と話すと一緒に未来について考えることができるんですよね。私たちは社内の人間ではありませんが、経営者のみなさんと一緒に会社のことを考えます。建設的な対話ができて、最後に「よし、明日からまたがんばるぞ」と言っていただけたとき、実際に行動に移してくれて成果が出た時、やはり喜びを感じますね。

文化祭みたいに、みんなで前向きに仕事をしたい

Kamidate

アクレストの社員には、税理士資格を目指すかどうかに関わらず、学ぶ姿勢をずっと持っていてほしいと思っています。お客様と向き合う姿勢を大切にできる人と働きたいです。

Takaya

僕自身も楽しく仕事をしたいと思っているので、同じ想いの人がいいですね。あとは、やっぱりお客様に頼られて応えたいという気持ちがある人だと、きっと楽しく仕事ができると思います。「売り上げが落ちてきた」「利益が出ない」といった相談もあるなかで、それをどう前向きな話として進められるかが問われる仕事です。

Kamidate

そうですね。税理士って、1人でもできる仕事なんですよね。でも、私は「みんなで」というところに仕事の醍醐味を感じていますね。学生時代の文化祭や体育祭って、みんなで何かを成し遂げるから喜びも大きい気がするんです。毎日お祭り状態は無理ですけど、みんなで一緒にゴールに向かって試行錯誤する、文化祭みたいな仕事をしたいなと思っています。だから、そういう部分に喜びを持てる人が仲間になってくれたら嬉しいですね。

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